2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

文学批評) 白洲正子『十一面観音巡礼』を読む ――「境界/中間領域/過渡期」への眼差し

昭和四十四年に『かくれ里』を、昭和四十七年に『近江山河抄』を「芸術新潮」に連載した白洲正子は、昭和四十九年一月から『十一面観音巡礼』を一年半連載する。 紀行文のようでもあるが、昨今はやりの「食」「宿」などへの雑文的言及は厳しく排して、十一面…